満室になりました
本日、所有物件32戸が半年ぶりに満室になりました。本当は、もう一部屋空いていますが、実需向けに売却中なので埋めるつもりはないのです。なぜなら、区分ファミリーマンションは、賃貸中で投資家に売却するより、空室で自己使用者に売却するほうが高く売れるからです。
投資家は利回り重視でシビアに指値をしますが、自己使用者は自分がその物件に住みたいかという別の目線で判断します。そして指値に慣れていません。実際のところ、同じマンションのなかで賃貸中の部屋が売りにでていますが、
「えっ! この価格!?」
と、驚いてしまいます。
といっても売りに出してから2ヶ月経ちましたが、なかなか売れません。内見はあるものの買い付けに至らないのです。物件を買うのは難しいですが、売るのも難しいです。
やっと満室になりましたが、さっそく、明日2/28に退去予定があります。
3日天下どころか、1日天下です。明智光秀よりも短いです。
戸数が増えてくると、入居も、退去も、日常茶飯事となります。いちいち、喜んだり、がっかりしていたら身が持ちません。
駐車スペースが足りない物件は満室にするのが難しい
さて、今回ようやく埋まった1戸は、家賃を値下げしました。地方都市にある1K10戸のアパートなのですが、駐車スペースが9台しかないのんです。このアパートは、バス停まで徒歩3分、そこから新幹線停車駅までバス15分ですし、徒歩圏にスーパーマーケット、コンビニ、飲食店がありますから、一見クルマがなくても生活できそうです。
しかし、ここの地方都市はロードサイドに広大な駐車場がある大型店舗がたくさんありますから、車をもっていないと生活が不便なのです。
入居中の9戸で駐車スペースを使い切っていますので、募集中の1戸はなかなか入居が決まりません。近くには貸し駐車場もありません。一番近くて100mも離れています。そんなわけで、もう半年くらい空いている状況でした。
単に家賃を値下げすると相場を崩しかねないので「将来駐車スペースが空いても利用できない」という条件付きで値下げしました。そうしたら1週間で入居申し込みがありました。やはり車社会になっているエリアでは駐車スペースがないと厳しいです。
地方都市の物件を買うときは駐車スペースがない物件には十分注意してくださいね。