1年前に作った資産管理法人が決算期になったので決算と税申告をDIYしてみました。
DIYしようと思ったきっかけは、大家さんから税理士さんになった方の書籍を読んだこと。
著者は税理士に依頼していたものの出来が悪かったので自分自身でやるようになったそうです。
それを読んで「わたしもできるかも」と思ってやってみた。
まずは結論
思っていたより簡単にできちゃいました!
日々の記帳は実施済みの前提で、決算・申告は1日でできた。
ただ、下記のバックグラウンドがあります。何も知らない状態からDIYは無理だな〜と思う。
・日商簿記2級合格
・過去に親族の1人会社の記帳、つまり会計ソフトへの仕訳入力をやっていた。記帳のチェックと決算処理、申告は税理士さんがやってくれていた。
・個人の不動産投資の確定申告はDIYしている。e-taxも経験あり。
使ったソフト
会計ソフトと申告ソフトはfreeeを使いました。
個人の不動産投資でも会計freeeを使っていますし、1人会社の記帳も会計freeeを使っていましたので会計freeeを使うことは慣れています。
決算処理は初めてでしたけど、1人会社の税理士さんがやっていた処理を覚えていますし、簿記2級の知識があればできます。
というかできた気になっています(笑)
難しい取引がありませんでしたから「費用収益対応の原則」に注意するくらいかと。
申告freeeは初めて利用しました。
マニュアルのとおりに操作すれば申告書が作れます。
ただ、最初は申告freeeが算出した納税額が机上の想定額と異なっていました。原因は入力した情報の誤り。机上の想定額と合っていることは確認した方がよいです。
一番難しいのはe-tax、el-taxの電子申告です。個人の確定申告でe-taxの経験があったのでなんとかできましたが、そうでなければ挫折しそう。
個人と異なり申告先が税務署、県税、市区町村と複数あるので理解が難しい。
なお、会計freeeの利用料は年間26,136円、申告freeeは年間27,280円。
このコストはかなり大きい。
安い税理士さんに決算・申告だけ依頼するのとあんまり違いがないかも。
その後
決算して、申告して、税金を払ってすっきりしたー、と思ったら税務署から法定調書の提出ができていないと催促のお手紙がきました。全く意識できていなかった。
法定調書もe-taxで提出できるので、e-taxサイトで書き方を調べてe-taxで提出しました。
e-taxって最初は難解で放り出したくなるけれど、慣れれば自宅でできるので楽です。
「税理士さんにチェックしてもらわないと心配」という考えもありますが、わたしの場合は難しい取引がありませんし、節税的なものを全くやってないのでリスクは小さいかなと思う。
法人税等は20%台で税率が低いから経費計上しても納税額が減る効果が小さいんですよね。
個人の所得税+住民税+個人事業税の48%とは大違い。
それなら節税せず利益を計上して将来融資を受けやすくしたい、と思いつつも最近は融資を受けること自体が面倒に感じている。
今後の投資戦略はどうしようか。