高額な見積もりが出てきました
北関東の築古アパートに退去があり、管理会社さんから現状回復の見積もりが来ました。
それが26万円!
入居期間2年、家賃2.6万円ですよ。2年間の家賃の42%もあるじゃないですかっ!
うわ、引いた…
ひとつひとつの単価はそんなに高くないのですが、あちこちを修繕する見積もりになっているので、こんなに高額になりました。
見積書の明細1行1行には、管理会社の担当者さんが手書きで追記した記号がついていて、余白に下記のような説明が書いてありました。
二重丸・・・必須。
丸・・・できるだけ実施してほしい。
三角・・・実施したほうが良い。
この記号をみて、原状回復の見積もりが高いものの「管理会社さんが気をきかせてくれたんだな」と思いました。それでも、二重丸と丸だけで相当な金額になりました。
気をとりなおして、現地を確認して施工内容を決めることにしました。一部の修繕はDIYでもできそうですし、共用部の除草をするにも、ちょうどいい季節です。
さあ、労働力投入だ!
現地を確認したら驚いた!
さっそく高速道路を使って物件まで行って、部屋の中を確認しました。どんなにひどい状況になっているのだろうとドキドキしながら中を覗いてみたら・・・
「ぜんぜん汚れていないじゃん!!」
自分の眼を疑いました。そりゃ、一部の壁紙は交換したほうがよいですよ。換気扇交換も必要なのはわかりますよ。でも、なんでフローリングを全部交換しなければならないんですか!?
多少の小傷はあるけれど、築年数を考えれば、ぜんぜん問題ないレベル! 交換の必要は全然ありませんでした。
二重丸、丸、三角の記号は、一体何だったのでしょう。罠ですか? わたしが遠方に住んでいるから現地を見ないと思って、こんな見積もりを出してきたとしたら、とても悲しいことです。遠方といっても隣の県ですから、高速道路を使えば2時間ほどで簡単にアクセスできます。
これが、札幌とか、福岡とか、マレーシアとかの物件だったら簡単には見に行けませんから、見積もりで吹っかけられていても確認が困難になります。やむをえず言い値で発注してしまいそうです。
遠方の物件は、管理会社と信頼できる繋がりがないと管理できません。信頼できる繋がりがあったとしても、いつ状況が変わるかは分かりません。すぐに見に行ける距離、というのはリスク回避になると確信しました。
結局、最低限のリフォームだけで発注しました。