入居率アップのためには入居者の間口を広げたほうがいいと言われます。
ペットだったり、高齢者だったり、生活保護だったり。
戸建は競合が少ないので入居者の間口を広げなくても入居しやすいですが、それでもペットと高齢者は受入れています。
ペットについては、原状回復費が保証範囲に含まれる保証会社を使うことと家賃アップにすることで汚損・破損リスクを軽減しています。
高齢者は、戸建だと一人入居にはならないので孤独死のリスクは低いです。そのうち一人になってしまうリスクは高いですが。
わたしが敬遠しているのは外国籍。自主管理なので管理の手間が増えるのは避けたいですし、サラリーマン大家だときめ細やかな生活サポートができないから。
いままでに外国籍のみの入居申し込みはなかったのですが、日本国籍と外国籍の夫婦というケースはありました。
夫婦どちらかが日本国籍、というか日本の文化・習慣を知っていればご近所とのトラブルになりにくいかと思っています。
ただ、夫婦の年の差が大きいと心配になります。
日本国籍の夫より東南アジア国籍の妻が20歳若いケースがありました。そして入居後に本国から妻の連れ子を2人呼び寄せるとか。
心配性なもので申し訳ないのですが、偽装結婚じゃないだろうか、と勘ぐってしまいました。入国斡旋ビジネス的な。
熟慮の末、えいやっ、と入居OKにしました。
後日、契約書をみたら入居申し込み時よりも奥様が10歳年取っていた。
単に入居申込書に書かれていた生年月日の間違い。なんじゃそれ。
さて、この戸建、入居後に雨漏りが発生。
ベランダの排水溝が落ち葉で詰まって行き場のない水が家の中に侵入するというパターンです。
業者さんと一緒に菓子折り持って訪問しました。
困ったことに奥様が日本語勉強中。ベトナム語しか話せません。英語もダメ。
過去によく出張に行っていたので、中国語ならわかるんですがベトナム語はさっぱりわかりません。話者人口多い英語と中国語が話せれば便利だろな、と思って中国語を勉強したんですが、そんなマクロな確率の話は通用しなくて、現実にはいろんな言語があります。
そこで奥様が取り出したのが「Google翻訳」。スマホアプリに向かって日本語を喋ると、翻訳してベトナム語をテキスト表示してくれるんです。逆にベトナム語を喋ると日本語が表示されます。素晴らしい。
無事コミュニケーションがとれました。むしろ奥様の対応が明るく丁寧だったので楽しかった。
まともな人であれば言葉の壁は乗り越えられるとわかりました。
「まともな人」の見極めが難しいんですけどね。