ボーナスを何に使いますか?
サラリーマンとしての勤務先から冬のボーナスが出ました。月例給与の2ヶ月分になります。サラリーマンならではの臨時収入です。
まとまったお金が入ると、いつもと違う使い道をあれこれ考えてしまいますよね。
旅行に行こう、家電を買おう、豪華な食事をしよう・・・etc.
でも、ちょっと待ってください!
不動産投資をするなら、冬のボーナスをすぐに使うのはやめたほうがよいです。使うにしても、翌年になってから使ったほうが良いです。
わたしは、全額を不動産投資の元入金にします。
不動産投資は、自己資金が少なくても融資というレバレッジをかけることで物件を買えることが最大のメリットです。次々と物件を購入していくためには、できるだけ自己資金を使わず、フルローン、オーバーローンの融資を受けたいところです。フルローン、オーバーローンの融資を受けることは簡単ではありません。それでも可能性を高めるために、ちょっとでも確定申告書(青色申告書)を良くしたいのです。
ボーナスを不動産投資のための資金として元入金に計上すると、貸借対照表(BS)において、資産と資本が増えて、自己資本比率が増えます。簡単に言うと、借金に比べて自己資産の比率が増えるということ、つまり金融機関から見ると安全な貸出先になるということです。
どうしてもボーナスをプライベートで使うのであれば、2016年末に決算が確定して、2017年になってから使ったほうが良いです。それなら、2016年の確定申告書は、自己資産が多い状態で確定します。2017年になってから、元入金を自分自身に戻しても、2016年の確定申告書は変更する必要がありません。
「こんな単純なことでいいの?」と思いますが、金融機関は決算書を重視します。個人事業主の場合は確定申告書です。7月とか、一年の途中に1月から6月までの損益計算書(P/L)と貸借対照表(BS)の試算表を金融機関に持っていっても、それはあくまで参考資料でしかなく、前年の決算書が重視されます。それほど12月末時点の自己資産額は重要です。
しかし、日本政策金融公庫は融資面談のときに、確定申告書だけでなく、プライベートを含めて全ての通帳を見せるよう言われるのであまり意味がありません。私がお付き合いしている信用金庫さんは、確定申告書しか見ないので有効です。
「お金をいつ使うべきか」
お金を使う順番で、人生が変わります。
ちょっとの間、ボーナスを使うのを我慢してみてはいかがでしょうか。